これまでに500冊以上の本を読み常に新しい情報を知識として入れ臨床では経験を積むことを心がけています。 その中で参考になり一般の方にも読んで面白いと思っていただけそうな本を一部ではありますが紹介いたします。

☆☆☆ー電子書籍ースキンドライブシステム☆☆☆

スキンドライブシステムの”すべて”をお話しする事はできませんが、なぜスキンドライブというコンセプトによって治療の効果が高まったり、生活における様々なシチュエーションで効率があがる、より円滑に活動できるなどといった状況の改善が期待できるのか!?

皮膚の機能に注目し科学的根拠を仮説として説明する事によって安心して使っていける。いったいどんなものなんだろう?を解決するのにまずはこの書籍を一読していただければ概要を理解していただけると思っています。

 

 

☆☆☆【優しい動き】5秒で変わる身体進化術!☆☆☆

スキンドライブ創始者が日本人古来の動作を【型】としたのが【優しい動き】。 体の使い方が原因の肩こり、腰痛、関節痛、頭痛などが【優しい動き】をするだけで改善されていくでしょう。 この動作を日常で取り入れると、デスクワークから肉体労働までのあらゆる仕事、家事、育児、介護、武術、スポーツなど全てに役立つものとなっています。 そして、【簡単である】という最大のメリットがあります。 生活を快適にして心も優しくなれる【身体進化術】。ぜひ、一読をおすすめ致します。

第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界/傳田光洋

日常、外界との境界としての認識が多い皮膚。この皮膚が持つ機能の可能性は多岐にわたりとても興味深い。著者は資生堂新成長領域研究開発センター の傳田光洋氏。美容の面からだけでなく皮膚組織の生理学的な機能、人が皮膚を持つ役割などをわかりやすく解説している。

皮膚感覚と人間のこころ/傳田光洋

こちらも上記と同じ著者。感覚器としての皮膚は神経を通じて脳へとつながっている。それは我々のこころを作っている(?)場所。皮膚が感覚として得ている情報は 常に脳へと送られこころにも影響しているのではないだろうか?マッサージやボディータッチで快・不快を感じているのはなぜか?皮膚の持つ機能の可能性により深く踏み込んでいる。

身体の言い分/内田樹・池上六朗

哲学者である内田樹氏と治療家である池上六朗氏の対談形式で書かれています。頭より体を使った「正しい」生き方についてというテーマでそれぞれの経験や知識を 交換し合っています。我々人間は身体だけで生きているわけでもこころだけで生きているわけでもありません。それらのバランスを取って生きていくために必要な一冊です。

手の治癒力 /山口創

こちらは臨床ではなく身体心理学者である山口創氏の書。ハグによるヒーリング効果や皮膚感覚が与えるこころへの影響について学術的にお話しされている。医療の原点でもある手当て。 お腹が痛い時、頭が痛い時自然と手を当てる。

カラダ・ランドフォール―三軸修正法の基礎/池上六朗

三次元空間の世界で生活している我々にとって良い姿勢とは何か?学校などで教わる胸を張って気を付け!という姿勢は体の機能という面から見て効率的に使えているのだろうか? より自由度の高い身体の使い方をするための三軸修正法というルールが治療家だけでなく一般の人の生活にも役に立つ。

とけあい動作法/今野義孝

本書で述べられている触れ合うことでの体と心の安心感、癒しの発見の源は障害時の発達を促す動作法からだった。このワークを通して子どもの身体と心は温かく繋がっていく。 赤ちゃんと母親との温かいコミュニケーションの根本に戻り考えていく。

【江戸武士の身体操作】柳生新陰流を学ぶ/赤羽根龍夫

施術者たるものまず自分自身の身体を良く知り、他人を施術するに値する身体になる事が大事。この本では古流剣術によりいかに身体をよく動かすか?重心、姿勢、動作、運び・・・ 昔の人は自らの身体を良く知っていたのだ。そこで忘れ去った現代の人々に身体の使い方を根本から伝授し、より自然な姿勢・動きで生活を送れるよう意識したい。

驚きの皮膚/傳田光洋

皮膚が持つ他の感覚器と同じ役割を総括し、一つのシステムとして理解する。環境の変化に伴った人間の進化と退化。その中で我々が作ったシステムとは?未来の人間に皮膚感覚はどのように役立っていくのか?

日本の身体/内田樹

内田氏の合気道の師範をはじめ、日本人の昔からの身体の使い方を続けている茶道・能の動き方を学べる一冊。日本人ならではの独自の身体の使い方をレクチャーしています。

あの人の声は、なぜ伝わるのか/中村明一

平安時代などの日本には「しずかあそび」と言うものがあったと。風にそよぐ笹の葉の音を愛でたりすると。そーいった遊びは日本くらいにしかないそうで。複式呼吸だと静かにしてても身体が揺れ動いてるからロータリーをガンガン回してる感じで周りの静けさにあまり気づけないと。それに対して密息は身体が揺れ動かないから、静けさに気づきやすいと。スキンドライブで密息を推奨してるのは、こーいった事を自分が無意識に気づいてたからなんだと、改めて思いました。

スーパーボディーを読む/伊藤昇

身体の使い方というものはからだを使う全てのジャンルに共通した、そして必要な知識なんだと思います。日本人であれば日本伝統の動き、欧米人であれば欧米で出来上がったスポーツ。骨格の違いはあるがおおまかな基本としてのからだ使いには共通点がある。それを歌舞伎、ゴルフ、バスケ、ダンスなど様々なジャンルでの例をとって説明してくれている。そしてどのようにしたら上手に使えるかのレクチャーもあわせて。

宇宙が教える人生の方程式/佐治晴夫

物理学を通して宇宙の研究を行ってきた著者の佐治さんは科学的な視点で人生のあらゆる面を俯瞰的にみており物事のとらえ方、考え方について良い指南書となっています。我々が生活している人間社会、自然である地球、そしてそれを受け入れている宇宙という壮大な感覚から人生を観察し分かりやすい簡単な物理式などを使ってお話しされているところがユーモアでもあり理論的でもある。